フィンランドの偉大な建築家、アルヴァー アアルトがデザインした スツール 60。
フィンランドの、ヴィープリ市立図書館の為に作られたものです。
アアルト家具の原点ともいえるスツールで、 構造的な美しさ、スタッキングができる機能性、無垢材を曲げる独特の技術など、その特徴が結集しています。
アアルトの家具に使われている木材は、フィンランド産白樺です。フィンランドでは、一般に家具材として使われる堅牢な木材がなかったため、アアルトは積層合板の成型と曲げ技法を開発し、堅牢な家具を作り上げました。
スツール60は円い座面に、L字型に曲げた脚をネジ止めしただけのとてもシンプルなデザインです。軽量で安定感があり、優しい質感に丸いフォルムが魅力です。1935年にartek(アルテック)社で生産されて以来、70年以上も世界各国で愛され続けています。
アルヴァー アアルト スツール 60 バリエーション
アルヴァー アアルト スツール 60 仕様
サイズ | Φ380mm H400mm |
脚部 | バーチ材 L – レッグ 3本脚 |
座面 | バーチ材 バーチ材 パイン材突板仕上 ラミネート リノリウム |
張地 | 布張り(ポリウレタンフォームあり) 革張り(ポリウレタンフォームあり) 革張り(ポリウレタンフォームなし) |
備考 | フィンランド産 スタッキング可(max10) キャリーアウェイ包装(組み立て未) |
デザイナー:アルヴァ アアルト
アルヴァ アアルト(1898-1976)は、音楽家シベリウスと並んで世界にフィンランドを知らしめた偉大な建築家でありデザイナーです。アルヴァ アアルトのオリジナリティは、モダニズムにフィンランドらしい有機的な曲線を融合させた点にあります。家具の分野でも、金属パイプに代表されるミニマリズムから脱却して、フィンランドの風土が育んだカバ材を使って優れたデザインを残しています。
アルテックについて
アルテックは1935年、アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人の若者により「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的に、ヘルシンキで設立されました。
今日、アルテックのコレクションは、フィンランドの巨匠たち、そしてグローバルに活躍する建築家やデザイナーによる家具や照明器具、ホームアクセサリーが揃っています。それらは一様に、機能性に基づき、詩的なまでに明快なデザインです。創業者の精神を受け継ぎ、アルテックは今日でもデザイン、アート、建築の交点に立ち、未来への道を切り開き続けています。